昌平vs桐光学園

 そして44分、左サイドの上原からのクロスに飛び込んだFW15鄭志錫(3年)が頭で押し込み1点差に詰め寄る。その後も猛攻を続けた昌平はアディショナルタイム突入直前の69分、左からMF本田健晋(3年)がクロスをゴール前に上げると「僕からしたらSBは攻撃でもなんでもできるFWみたいなものだと思っているので、最後はFWの位置まで行って点を取ることだけを考えていた」とCBから右SBにポジションを移していたDF5中松陽太(3年)がゴール前に侵入しヘディングシュート。するとこれがゴール左に吸い込まれ、昌平が土壇場で同点に追い付いた。

 その後、試合は2-2のままPK戦に突入。先攻の桐光学園が4本中2本を外したのに対し、後攻の昌平は4人が連続で成功。4-2でPK戦を制した昌平が、桐光学園を破り4強入りを果たした。

 勝った昌平は8月2日にJヴィレッジスタジアムで行われる準決勝の第2試合で、青森山田を破った帝京長岡(新潟)と対戦する。

(文・写真=会田健司)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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