神村学園イレブン

 後半に入り最初に決定機を迎えたのは米子北。45分、中央左から鈴木が狙ったシュートをGKが弾いたところをFW10西尾潤星(3年)が押し込むも、シュートは惜しくもポストに弾かれてしまった。

 すると今度は神村学園に決定機。51分、MF9大成健人(3年)が左からドリブルでDFを振り切り、深い位置から内に切り込むと、マイナスに折り返したボールに「彼(大成)なら上げてくれると思っていた。思い通りのところに来た」と飛び込んだ名和田が合わせてネットを揺らした。これで名和田は今大会のゴール数を9に伸ばし、2桁得点まであと1に迫った。

 試合が終盤になっても運動量が落ちない両チームは、その後も激しい戦いを展開。それでも最後まで相手にゴールを割らせなかった神村学園が1点を守り切り、歓喜の瞬間を迎えた。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)