昌平はMF長が2度の同点弾でチームを救う
相手の勢いに押されたまま先に失点してしまった昌平。しかしそれでも「決勝は気持ちの強い方が勝つ」と玉田圭司監督からの言葉通り、選手たちはここから流れを自分たちに引き寄せるタフさをみせる。
徐々に押し返し始めた昌平は35+1分、 MF14本田健晋(3年)が中央からドリブルで持ち運ぶと、右サイドでパスを受けたMF山口豪太(2年)が効き足の左足を警戒されている中で縦に勝負。右足でクロスを上げ切ると「豪太はなら絶対(クロスを)上げると信じて走り込んだ」と左から猛然とゴール前に走り込んだMF11長璃喜(2年)がジャンプしながらDFの前に入り込むと、「気合で触りました」と難しい体勢ながら右足で合わせる。これがゴール右に吸い込まれ昌平が試合を振り出しに戻した。
両者譲らず、同点のまま前半は終了。夏の王者を決める後半戦へ突入した。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)