そして「足りないものは沢山あるし、でも今日に関しては喜ぶことも大事だし、日本一になったことを噛みしめる必要もある。こうなってくると全チームが対昌平になってくる。その中での対応はやっていきながら気付くべきだと思うし、僕たちもより頑張っていきたいとは思う。けども、日本一になれるのは一校だけなのでそれは本当に誇らしい」とまだ課題はあるものの、日本一という偉業を達成した選手たちが誇らしいと語った。
就任一年目の監督と県予選から一戦一戦成長しながら勝ち上がってきたチームが、これまで越えられなかった準決勝の壁を突破し、さらには夏の王者にまで輝いた。埼玉県勢が51年たどり着けなかった頂きに、昌平が堂々と緑の旗を掲げた。
そして、残念ながらあと一歩のところで優勝を逃した神村学園も大会を通して素晴らしい戦いぶりをみせてくれた。この試合では神村学園の強さが昌平の力を引き出し、どちらが勝ってもおかしくない、スペクタクルな決勝戦を作り出してくれた。
(文・写真=会田健司)
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)