日体大柏 vs 流通経済大柏

 流経大柏の榎本雅大監督は「前年度の準決勝で敗れている相手。力をつけてきているチームでもあるので、受けてしまうのではなく、立ち上がりから積極的にチャレンジしようと伝えていました。チーム全体の出足がよく、前半のいい時間帯に2得点したことで、後半もその波に乗ることができました」と、危なげない勝利に相好を崩した。

 まずは7分。左サイドからのロングスローを相手ゴール前に送り、セカンドボールの奪い合いの末、FW19粕谷悠(3年)が短く下げる。そこで待ち構えていたDF4奈須琉世(3年)が右足をひと振り。混戦のなか、ボールは一直線に日体大柏ゴールに突き刺さり、早くも流経大柏が先手を取った。

 さらに前半終了間際、相手陣内でのFKをキッカーのMF8亀田歩夢(3年)がいったん左サイドに振る。ボールを受けたDF21宮里晄太朗(3年)が逆サイドにねらいすましてクロスを供給すると、走り込んでいたDF奈須が頭で合わせ、鮮やかにゲット。流経大柏がリードを広げ、俄然、優位に立った。

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▽第103回全国高校サッカー選手権千葉予選
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