センターバックでコンビを組むキャプテンのDF5佐藤夢真(3年)は「奈須の2ゴールで、チームがすごく楽になった。ただ、後半は0-0の気持ちで入りました。“球際、切り替え、運動量”という自分たちが重視するサッカーを変わらずに続ける。そこを意識しました」と、日体大柏を完膚なきまでにねじ伏せるべく、攻守に奮闘した。
62、66分にFW粕谷が相手のスキをつく形で、立て続けにゴールを奪い、4-0。この瞬間、勝利を決定づけたといっても差し支えないだろう。
日体大柏の根引謙介監督は悔しさをにじませつつ、こう振り返った。
「拮抗した展開に持ち込みながら、相手の強固な守備をこじ開けていく。それが自分たちのプランでしたが、セットプレー絡みで4失点。このような緊張感のあるゲームでは、勝負の肝となるセットプレーが大事ですが、そこで相手にやられてしまったなと感じます。自分たちがねらいとするサッカーができた時間帯もありましたが、(勝ちきるには)ゴール前の力が足りませんでした」
▽第103回全国高校サッカー選手権千葉予選
第103回全国高校サッカー選手権千葉予選