ガンバ大阪ユース vs ヴァンフォーレ甲府U-18

 「前半も後半も大したチャンスが作れていない。初戦というのもあって硬さを感じました。ボールを回していても攻撃のテンポが出ない。ビルドアップで失ったり、球際でも負けていた」。GK21荒木瑠偉(2年)の言葉通り、ボールを動かして前進するもののフィニッシュまで持ち込めない。失ったボールを鋭い突破が目を惹いたMF10濱野哉太(3年)らに自陣まで運ばれる場面も続いた。

 前半8分には濱野にカットインからシュート。9分にはMF7保坂知希(3年)の右CKから、DF33米山透矢(1年)にヘディンシュートを打たれたが、主将のDF5古河幹太(3年)と荒木を中心に守備陣が粘り強い対処し、甲府にゴールを与えない。守備の出来について町中監督はこう評する。「今年はリーグ戦も含め、失点が少なくしっかり守れる。トップチームもアカデミーもそういう所が勝利に繋がっている。今日はセットプレーの所も上手く守れたし、ゴール前の粘り強さ出せた。相手の10番に仕掛けられて危ないシーンもありましたが、練習でもやっている最後の粘り強さを上手く出してくれた」。

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▽第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会