綾瀬 vs 麻布大附

 先制はしたものの、綾瀬の圧に押され気味だった展開に麻布大附属・安彦篤監督はハーフタイム「もっとお互いに声を出さないと。選手権だぞ!集中しないと。もう一回冷静に早く攻めよう」と檄。触発された選手は、後半攻撃のシフトアップを図ると66分、DFの裏に抜け出したFW10柳瀬怜が「もう1点いくぞ」という気持ちで逆サイドに走り込むFW9横田瑛士へラストパス。これがカバーに戻ったDFに当たるとGKの脇をすり抜けゴールの中へ。オウンゴールとなってその差を2点とするとその後も綾瀬ゴールを脅かし続けた麻布大附属が2-0で勝利し、20日に行われるブロック決勝に進出を決めた。

 「まだまだ35分ある。慌てる必要はない。一週間やってきたことをしっかり形にしよう」と小坂一洋監督のハーフタイムの言葉を信じ、最後まで勝利を目指した綾瀬イレブンだったが、あと一歩及ばなかった。

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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選