試合後、安彦監督は「綾瀬さんの勢いで嫌な展開でしたが、最後まで諦めなかったというのは本当に大事なところなのでそこは良かったと思います。ただ、相手にまだ行けると思わせてしまうところはウチが強者ではないということ。もうダメだと思わせるようになっていかないと行けない」と勝利にもあえて苦言を呈した。ブロック決勝に向けては「もう少し彼らと一緒に居たいですし、成長も見たいので何としても彼らを上に連れて行きたいし、連れて行ってもらいたい」と期待を込めた。

 キャプテンの柳瀬は「勝てて良かったなと思いますが、内容は良くなかったので今週もう一度やり直さなくてはいけないと思う。いい準備をして最高の状態で勝ちたい」と気を引き締めた。また、先制点をあげた五十嵐は「苦しい試合だったが勝てて良かったです。次勝って2次予選に行って去年、一昨年の記録を超えたい。インターハイで弥栄が(ベスト4に)行ったので選手権では自分たちがやりたい」と意気込んだ。

(文・写真=西山和広)

▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選