パスワークから、ミドルレンジから、個人技から、そしてサイドから圧巻の4得点。印象に残ったのは1点目が決まった前半14分前後から、飲水タイムを挟んで、前半30分くらいまでの約15分間。特にこの時間帯はアリバイのようなパスがなく、イレブンは意志と意図を持って、パスをつなぎ倒した。その中心にいたのが、先制点を挙げた主将のMF8髙田。4-4-2のボランチの位置から正確な判断から繰り出されるパスから味方を、そして相手をコントロールした。その髙田、先週、行われた3回戦はケガのため、欠場。実は今回、出場が微妙だったそうだが、復帰明けとは思えないほどのプレーを見せた。
髙田を奮起させたのは腕に巻いたキャプテンマーク。本来、主将は永井柊羽(3年)が務めていたが、鎖骨と肘のケガに伴う手術のため、長期離脱を強いられた。この間、高田が代わって主将を務めている。
▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選