走れて、戦えて、個人技も高い多士済々の横浜商大高イレブン。このチームに漂うのびのびとした雰囲気は、コンセプトである主体性と自主性によるもの。安達監督は試合前、ハーフタイム、そして試合中と必要以上に指示は出さない、いわば静観の構え。選手に託しているといえる。

 その心を安達監督はこう語る。「プレーする選手たちの考えを尊重すること」。ここに横浜商大高の強みがある。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選