鎌倉 vs 大和

 鎌倉が1-0で前半を折り返すと後半は徐々に大和ペースに。サイドを起点に攻撃を仕掛ける大和。特に左サイドバックDF5大矢志紋(3年)が前半以上に突破とクロスで好機を見せた。

 次の1点が重要となる局面。双方、ロングボールを多用し始め、より上下に忙しい展開に。さらに気温32℃の暑さが手伝い、足がつる選手が続出。消耗戦の様相を呈した。

 時計の針は進み、後半アディショナルタイム。残りワンプレー。ラストチャンスが大和に訪れる。CKから最後はFW10中原一樹(3年)が押し込み、同点に追いつき延長戦に突入する。勝負は10分ハーフの延長戦でも決着つかず、PK戦となった。

 先攻・大和、後攻・鎌倉は1人ずつ決めると、大和2人目が失敗。その後、両チーム3人ずつ成功し、試合終了。鎌倉がPK戦を5-4で辛くも制し、2回戦進出を決めた。

 鎌倉・古澤大暉監督は「(鎌倉には)前にスピードのある選手がいるので、前にボールが入るとチャンスは出てきますし、決定的な場面は作れ、得点できたことはよかったです。後半は苦しい時間帯での守り方を修正して、次の試合に臨みたいです」と総評した。

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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
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