ヴィッセル神戸U-18 vs 矢板中央

 先に見せ場を作ったのは神戸U-18。「今やっているのは前からプレッシャーをかけて、マンツーマンで守備をすること。個人の質が今は求められている」(DF24佐藤快風、3年)と果敢なボール奪取を狙った矢板中央のプレスを冷静に対処。

 「試合中に相手の出方を見て自分がどうすれば上手く前進できるかを考えながらやっていた。今日みたいに前から来てくれるチームは自陣に引き込んで裏返せば良いと思っていました」と振り返るのは岩本で、剥がしてからは空いた背後のスペースを効果的に使って攻め込んでいく。CBでプレスを剥がしてから、フリーになっていたDF22西川亜郁(2年)に付ける形が攻撃を前進させると、前半5分にはハーフウェーライン右でボールを受けた森田がそのままゴール前までドリブルで持ち込んで、ゴール左隅にシュートを突き刺した。

 以降も右サイドからチャンスを作り、8分には森田がドリブルからゴール前にパス。FW9渡辺隼斗(2年)の落としから、内側を攻め上がった西川がゴールを狙った。23分には高い位置でのボール回しからFW14瀬口大翔(2年)がゴール前にスルーパス。MF7吉岡嵐(3年)がスライディングで合わせたが、並走したDFに阻まれた。26分の決定機は左から。中央でボールを受けた渡辺が力強く前を向いて放ったシュートがゴールネットを揺らし、前半のうちにリードを広げた。

【次のページ】 予選リーグ ヴィッセル神戸U-18 vs 矢板中央(3)

▽第12回和倉ユースサッカー大会 2024
第12回和倉ユースサッカー大会 2024