後半の豊南は相手の厳しいプレスと守備ラインの冷静な対応に大苦戦し、決定的なシュートチャンスがなかった。28分に吉田が狙ったFKが、右ポストをたたいた1本くらいで無得点に終わった。
日大二の根岸克之監督は、「選手はこの試合に懸けていたので、立ち上がりは少し気持ちが入り過ぎていたようですが、先制したことで落ち着きました」と快勝に笑顔が絶えなかった。チームの特長は粘り強い守備からの速攻だが、「夏休みの合宿を通じ、誰が出ても見劣りしないチーム力になりました」と目を細める。
質の高いキック力を見せた益戸がこう付け加える。「1年から3年まで仲が良く、全員がチームのために走り切れるんです。次はベスト16以上を狙いたい」と話した。
▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選