後半に入っても明法がボールを保持する時間が多く、半ば過ぎからはより攻勢に出た。
18分にボランチ中島裕哉(2年)の右クロスから放った石井の決定打は惜しくも右に外れたが、3分後に2点目を手に入れる。石井が右から持ち上がって最終パスを送ると、林が右足ダイレクトで弾丸シュートを蹴り込んだ。
26分の石井の強シュート、31分の伊集院のヘッドはいずれもGKの好守に阻まれたが、うねりのような猛攻撃はやまなかった。そうして32分、ボランチ永末柊成(3年)が左から届けた斜めのパスを、林が豪快に決めて3点目。39分には、石井が交代出場したばかりのDF中野向陽(2年)の右クロスを右足で合わせて駄目押しゴールとした。
淑徳は後半も相手の堅陣を崩し切れなかった。大きな得点チャンスを構築できず、昨年に続いて1次トーナメント決勝で敗れた。
▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選