「意図的なサッカーできた」と手ごたえを語った宮坂監督だが「2-0で折り返したことで後半、試合が難しくなりました。前半を3-0で折り返せればよかったですが、取りきれなかった」と反省を口にした。
この反省にはある背景がある。
駒込は直近10年で2次予選進出は今回を含め9回目となった。この間、唯一、逃したのが2017年。実はこの年の選手たちを「一番うまかったチーム」と評したが、1次予選2回戦で豊島学園を圧倒的に攻めながら最後はPKで敗れてしまった。(2017年8月18日・1-1(PK:4-5))当時を「テクニシャンが揃っていましたが、逞しさ、戦う強さが足りなかった」と振り返る。
うまさだけではなく、戦う強さも。2017年の悔しさは教訓として、いまもチームで息づいている。
(文・写真=佐藤亮太)
▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選