駒込 vs 都立北園

 繰り出されるパスの先には必ず味方がおり、特にロングパス、サイドチェンジは味方の足元に吸い付くような正確さ。そのボールには味方の意思と意図が託されている。さらに簡単にボールは取られることなく、たとえ取られても即時奪還、即時攻撃が機能的だった。

 「距離感が良い時はボールを意図的に回すことができ、攻撃は単発でなく、二度三度とでき、連動性を持った攻撃ができます」と宮坂監督。

 そのプレーを可能とする正しいポジショニングと距離感、ボールコントロールは徹底されており、手製のボードには 『パスの距離感 離れすぎない 攻め急がない』の指示の文字が。また校庭の狭さを逆に利用し、これらのトレーニングが繰り返し行われている。

【次のページ】 ブロック決勝 駒込 vs 都立北園(4)

▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選