日大豊山 vs 堀越

 反撃に出たい日大豊山は後半17分、ロングスローからMF10 葛西由晏(3年)が決め、1点を返したものの、堀越は後半32分、右クロスから、37分には左サイドからの横パスをいずれもFW9千葉慎之助(2年)がゴールネットを揺らし、点差を広げ、ゲームを決めた。途中出場のFW9千葉は「(4点目はMF22 杉村)充樹のクロスに信じて走りました。特長の裏に抜けるプレーでチームに貢献できました」と手ごたえを語った。

 日大豊山戦に向けて、2週間をかけ対策を練り、前日まで調整と改善を重ねるなど入念な準備を進めた堀越。5-1のスコアに堀越・佐藤実監督は「前半の点の取り方は選手の特長が良く出たシーンでした。後半の得点も守備をしっかりやろうということで、カウンターを打つ練習をやってきたのでしっかり表現できました」と狙い通りのゲームとなった。さらに指揮官は「とにかく守備のところ。いい守備からいい攻撃が大前提。際(きわ)のところで顔を背けたり、ボールに行けなかったり、イージーな失点は絶対無しにしようとやってきました」と守備の強調が功を奏した。

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▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
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