後半は開始早々から、青森山田がパスのテンポを上げて野辺地西を押し込んで行く。すると44分、前からプレスをかけて、ボールを奪うと石川へスルーパス。PA内でターンをした所を倒されてPKを獲得。これをMF7川口遼己(3年)がきっちりと決めて逆転に成功した。
逆転を許した青森山田に野辺地西は芋田を本来の右サイドに戻し、中央で成田、堀田が何とか打開を試みるが、青森山田の守備陣を崩すことができない。55、65分とゴール前で野辺地西がチャンスを作るも、青森山田はいづれもDF陣がゴールを隠す伝統の守備でシュートブロック、野辺地西を跳ね返した。
そして迎えた77分、MF西尾啓汰(3年)、石川と素早い流れるようなパスワークから、最後は大沢がゴールネットを揺らし試合を決定付けた。
3-1の逆転勝利で28年連続30回目の全国大会出場を決めた''絶対王者" 青森山田は、12月28日に開幕する全国大会でもその頂に立ち、再び優勝旗を青森へ持ち帰る。
(文・写真=古部亮)
▽第103回全国高校サッカー選手権青森予選
第103回全国高校サッカー選手権青森予選