桶川 vs上尾鷹の台

 横田監督が話した『前線に強い選手』桶川FW21大川煌生(1年)は前半36分、42分と2度、ヘディングシュートで決定機を作ったものの、あと数センチ及ばず、あるいはバーに嫌われた。上尾鷹の台としては命拾いをしたといえるが、最後まで引かず、前に押し出し、はじき返す守備が功を奏した。

 そのなか、上尾鷹の台を惑わしたのは前半12分という早い時間での得点。果敢に2点目を取りに行くのか。まずは1点を守るのか。

 「早めに先制して、失点してはいけない。でも追加点をとりたい、その両方が意識していたので、そのバランス、判断は難しかった」とキャプテンマークを巻いたMF9中村悠里(3年)。ただそうした余計な迷いはイレブン全体にはあまりなかった。

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