朝霞西イレブンが決勝T進出

 所沢北はボランチ廣瀬涼大(1年)が後半20分、DF小才大翔(2年)の蹴ったFKを右足でうまく合わせたが、わずかに左へ外れた。決めていれば再び同点となっただけに惜しかった。今回は西部地区の好敵手に競り負け、6年ぶりの1次予選を突破はならなかった。

 就任以来4年連続で決勝トーナメント進出を果たした朝霞西の吉田監督は、「抜きんでた選手はいませんが、今年はみんなで助け合えるチーム。誰が出てもレベルは変わらず、同じサッカーができるのが強みです」と特長を説明。昨年のインターハイ予選はベスト16入りしたが、今年は西部地区予選で敗退しただけに、「選手権予選は何としてでも県大会に出場したかった。秋もハードワークしていい成績を残したいですね」と抱負を述べた。

 途中出場で1得点・1アシストの荒木は、「決勝トーナメントでもパスのターゲットになってヘディングで合わせ、自分の特長を生かしてチームを勝たせたい。今年はベスト8が目標です」と切り札は、この日の活躍に気を良くしていた。       

(文・写真=河野正) 

▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選