試合を振り出しに戻した坂戸西は、37分にも左からのクロスの折り返しに合わせ谷口がシュート。これはGKに弾かれるも、谷口が自ら押し込みネットを揺らした。指揮官が「前半でひっくり返して帰ってきただけでも十分」と話した通り、前半のうちにリードを奪ったことが後半に好影響を与えた。

 落ち着いて後半に入った坂戸西は、相手を押し込みながら追加点を狙う。すると51分、中央左を抜け出した山地がボックス内を中に切り込むと、後ろから倒されまたもPKを獲得。これを眞下が一度はGKに止められながら押し込んだ。

上尾鷹の台 vs 坂戸西

 リードを広げた坂戸西はMF11郡司颯(3年)のスピードを武器にさらに攻め込むと73分、郡司のスルーパスで抜け出した途中出場のFW21嶋﨑颯(3年)がループシュートでダメ押しの4点目を決めた。

 残り10分を切って3点のビハインドとなってしまった上尾鷹の台だったが、それでも選手たちは諦めなかった。先制ゴールを決めたキャプテンの中村が75分に意地の一発を決めると、最後までゴールを目指し続けた。しかし、これ以上スコアは動かず。坂戸西が4-2で上尾鷹の台に勝利した。

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▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選