松山北集合写真

 対する松山北はGKが1市中磨生(2年)、4バックは右から15倉本信繁(2年)、5末永瑛翔(2年)、4渡邉俊史(1年)、2米田倫太郎(2年)。中盤はダブルボランチに10森隼人(3年)とゲームキャプテンの7松永悠吾(2年)が入り、右サイドは13河上和嗣(2年)、左サイドは9河窪絋夢(2年)。2トップは11矢野泰聖(1年)と14大西然(2年)が組んだ。

 試合は延長戦の20分を含めた90分を通じゴール前でのスリリングなシーンが数多く起こる激戦となった。新田はピッチを広く使いつつ、中央にスキがあれば素早く差し込む近年伝統となったチームスタイルを駆使すれば、対する松山北は相手のくさびパスを前向きに奪い、高速カウンターで攻めあがる高い戦術眼で対抗。松山北は10分、メンバー唯一の3年生であるMF10森のミドルシュートでゴールを脅かすと、新田も24分、MF11加藤の巻いたミドルが左ポストを直撃するなど多くの決定機を演出した。

 ただ、松山北は30分過ぎからフォーメーションを新田と同じ4-3-3にすることでマッチアップのズレを解決すると、33分にはゴールライン際を左サイドから突破したFW11矢野が角度のないところから、35分にはトップ下気味に位置を上げた7松永が右クロスをダイレクトでシュート。さらに40分にはスルーパスに抜け出した矢野がGKをかわし右ポスト内側に当たりゴールマウスをかすめるシュート。いずれもゴールはならなかったが、やや優勢のまま前半を終えた。

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▽第103回全国高校サッカー選手権愛媛予選
第103回全国高校サッカー選手権愛媛予選