清水桜が丘 vs 韮山

 主導権を掴んだ清水桜が丘は、その後も徹底して両サイドを起点に攻め続けると23分、MF14鈴木勇翔の右からの折り返しを逆サイドから走り込んだFW9前川蒼空が合わせ追加点。「自分たちには個でサイドを突破してくれる選手がいるので中に人数をかけて、そこで外から決めるいつも通りの形ができた」と会心の一撃を喜んだ。

 攻撃の手を緩めない清水桜が丘は、34分にも田中が追加点を挙げ、3点のリードで折り返す。

 前半を攻め込まれた韮山はハーフタイムに「4失点目のリスクはあるが守備を大事に置きながら、よりアグレッシブに声をかけながら行こう」と後半の戦い方を確認。一方、前半の戦い方に「前半、今力を入れてやっているセットプレーで点を取れたりで良かったのですが、中の選手的にはちょっとこうしっくり来てない印象があった」ことを感じ取った大塚コーチが「ゴールに向かう、常にゴールを意識してプレイしましょう。右しか向いてなかったら右しか出せないので、真ん中向いてれば右左に出せるのでゴール中心に攻めよう」ということをベンチ前でボールを使って確認し、後半に臨む。

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▽第103回全国高校サッカー選手権静岡予選
第103回全国高校サッカー選手権静岡予選