静岡学園イレブン

 「前に2人いましたが、行けるかなと思い仕掛けたら、突破できました。2点目までの時間が空いて、シュートが決まらないなか、焦りはありました。ピンチのあと、全体が引くのではなく、前に出ることが大事。自分が2点目を取ったことでチームに流れを作れました」とMF7天野。その言葉通り、次の3点目が2分後の37分、そして後半のゴールラッシュへの流れを作った貴重な得点だったと言える。

 準々決勝に進んだ静岡学園は11月4日、清水桜が丘と対戦する。川口監督は「苦しく、難しいゲームになると思います。気を引き締めて臨みたいです。桜ケ丘は伝統校なので、必ず力を出してきます。こちらは自分たちの特長を出したいです」と気を引き締めた。

 一方、敗れた日大三島。8失点したものの、GK1日吉悠斗(2年)が何度もファインセーブを見せ、獅子奮迅の守りを見せたことを最後に記したい。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第103回全国高校サッカー選手権静岡予選
第103回全国高校サッカー選手権静岡予選