オノノジュは10月20日のプレミアリーグ、大宮アルディージャ戦で先制点を決めたが、右足じん帯を痛めて前半36分に交代。2日前に復帰したばかりとあり25分限定で出場した。「まだ痛みはあるけど、負けたら終わりの大会なので出たかった。ゴールも決められてすごくうれしい」と終始ご機嫌。目下プレミアリーグEASTで10点を挙げ、得点ランキング首位。前回の全国高校選手権1回戦で2点をマークした快足FWの復帰は、チームにとって頼もしい限りだ。

 前半にシュートを1本も打てなかった桐生第一は、後半に入ってもなかなか絶好の得点チャンスを構築できなかった。10分に山田がドリブルから打ったが、DFにブロックされてゴールを割れなかった。

 前橋育英は決勝を争う共愛学園に総体予選準決勝でPK戦負け。山田監督は「ボールはうちが支配できるだろうが、カウンターには警戒しないといけない」と戦略の一端を明かす。主将の石井は「ロングボールを使ってくるのでしっかり対策したい。厳しい戦いになる」と4連覇へ向け、気を引き締めていた。   

(文・写真=河野正)

▽第103回全国高校サッカー選手権群馬予選
第103回全国高校サッカー選手権群馬予選