共愛学園 vs 新島学園

 立ち上がりから主導権を握った共愛学園は前半3分、村山のFKからCB天田諒大(3年)のヘッドで相手守備網を慌てさせると、12分には鈴木が中野の左クロスに合わせて惜しい一撃を放った。

 17分に獲得した右CKから、決勝点となる先制点を奪った。村山の入れたボールが混戦となり、こぼれ球を預かった村山が右からシュート。これがオウンゴールとなった。

 ゲームを組み立て得点にも絡む背番号10は、「あれは誰かが触ってくれてもいいと考えて打ったシュートです。セットプレーのキッカーも任されているので、キックには自信があります」と先取点を振り返った。

 この後も攻勢の時間帯が続き、19分と20分にいずれも村山が、GK中沢瑞生(3年)に好捕される際どい一打を放ち、25分に飯島のボレー、28分と39分には藤巻が枠を捕らえる決定的なシュートを飛ばしたが、GK中沢の好守に阻まれて追加点とはいかなかった。

 51大会ぶりの優勝を目指す新島学園は、武田倖瑛(3年)と大野陽生(2年)の両ボランチが攻守、特に強度の高い守備面で奮闘。軽やかなドリブルに技術と速さを兼ね備えた主将の左MF櫻井翔(3年)が、パスを受けては縦への突破や切り返しで相手のマークをはがしていった。

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▽第103回全国高校サッカー選手権群馬予選
第103回全国高校サッカー選手権群馬予選