宇土尊琉を起点にゲームを作り、髙橋駿介のロングスローも織り交ぜながら攻める長崎総科大附は、24分に坂本錠が創成館のパスミスを奪ったボールからシュートを放つも、ここは創成館のGK阿部巧翔が好セーブ。逆に33分、創成館もカウンターからが強烈なシュートを放つが、これはマガリェンスアルナウドがファインセーブ。互いに譲らぬゲームは一進一退のまま0-0で前半を終了する。
前半の固い戦いぶりから1点を争うと思われたゲームが動いたのは後半開始直後。FKからゴール前の混戦に持ち込んだ長崎総科大附は、後半2分に「自分の前で味方が頑張って競ってくれたので、あとは決めるだけだった」という松下昊稀がシュートを押し込み先制に成功。
思わぬ失点に創成館が動揺した隙を逃さず、その1分後は寺井海人が強烈なミドルシュートで追加点。瞬く間に2点差とし優位に立つ長崎総科大附に対し、早いボールに活路を見出したい創成館だが、長崎総科大附の厚い守備の前にシュートまで持ち込めず。
▽第103回全国高校サッカー選手権長崎予選
第103回全国高校サッカー選手権長崎予選