北陸vs福井商

 前半4分にはDF7吉田壮泰(3年)からのパスを受けたFW2永野壱佳(3年)がコンビネーションで中央を崩していったが、福井商の守備が対応し、CKに。7分にはMF9本葭歩翔(3年)のパスから、MF12小林晴太(3年)がゴール前を抜け出し、ゴールを狙ったが、GK12谷口空翔(2年)が触って、CKに持ち込んだ。

 福井商の見せ場は前半半ばに放ったシュート2本のみ。決して満足のいく試合展開とは言えなかったが、後半からは中央の守りを警戒していた北陸の守りをサイドから崩しにかかる。3バックの左に入るDF17石本和輝(3年)の存在も攻撃の良いアクセント。「パスを出して止まらずにそのまま攻撃参加しようと意識していた。3バックの選手でもどんどん攻撃に参加すれば、フリーの選手ができる。相手の守備の形を崩してゴールを目指そうと、チームとしてやっています」とタイミングを見て、自陣からドリブルを仕掛けていく。

 後半11分にはMF8谷口櫂我(3年)のドリブルから、FW9平田海成(3年)がクロス。GKが弾いたこぼれ球をMF10坪田太陽(3年)が狙ったが、シュートは枠の上にそれた。以降は互いにオープンな展開となり、両チームがゴール前に迫る場面が増加。21分には福井商の見せ場が訪れ、左クロスからFW11杉田友輔(3年)がゴールネットを揺らしたが、オフサイド判定となり、得点には至らない。

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▽第103回全国高校サッカー選手権福井予選
第103回全国高校サッカー選手権福井予選