金沢学院大附 vs 鹿児島城西

 前線に放り込んでも大石一人ではなかなかボールがおさまらず、セカンドボールも拾えなかったため、後半に入ってからは選手交代によって中盤の厚みが出るシステムに変更。セカンドボールの回収からサイドに展開することで、ロングスローとCKの数を増やした。

 後半11分には左から入れたMF6柳真生(3年)のロングスローから、DF19浮邉泰士(2年)がヘディングシュート。13分には大石のポストプレーから、MF8添島連太郎(3年)がゴールを狙ったが、得点は奪えない。30分にも大石がおさめたボールからMF15重盛響輝(2年)がミドルシュートを放ったが、金沢学院大附のDFがブロック。

 「相手にロングボールを蹴らせない。次は蹴られたら弾いて拾う。その次は競らせない。そこは徹底して練習してきた。CBの2人は全国でもやれると思っているので、是非見てもらいたい」。北一真監督がそう胸を張る金沢学院大附の堅守を崩せないまま前後半を終えた。

【次のページ】 1回戦 金沢学院大附 vs 鹿児島城西(4)

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会