東海大山形が攻め込む場面が続き、後半3分には三浦が中央を運んで左に展開。MF11安食春平(3年)が放ったシュートのこぼれ球をDF5髙橋蓮恩(3年)が狙ったが、松山北のDFに阻まれた。10分には右CKのこぼれ球を繋いで、成嶋がシュートも再びDFに阻まれCK。このキックをDF4齊藤翼(2年)が頭で合わせたが、松山北の堅守を崩し切れない。
ロースコアのまま試合終盤に持ち込むのが松山北の狙いで、チーム唯一の3年生であるMF森隼人(3年)はこう振り返る。「自分たちは前半0-0、もしくは0-1がマストの約束としてある。そこに対して3バックとGKの4人が奮闘して耐えてくれたのが県大会から大きい」。兵頭龍哉監督からも「相手は無失点で県大会を乗り越えてきたチームなので、おいそれとは点が取れない。ほとんどのチームが競り合い続けて、残り20分が選手権。そこから3年生のパワーが出てくるから、そこまで我慢しよう」と言われていたという。
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会