矢板中央 vs 日章学園
そんな中、矢板中央は13分に最初のチャンスをモノにする。5田中の右ロングスローからの競り合いを数度続けた後、そのままペナルティーエリア前中央まで入った5田中が競り合ったこぼれ球はフリーになっていたFW19加藤の前へ。そして右足ダイレクトで叩いたボールは敵味方をかわす一筋の矢となって左サイドネットに突き刺り、矢板中央が欲しかった先制点を奪った。
逆に先制点を奪われた日章学園は、15分には頭部を負傷した8川越が11有働嵩常(3年)との交代を余儀なくされるアクシデントもあり、前線と中盤とのコンビネーションがやや合わず。MF7南やボランチ20吉崎のシュートも単発と思われた25分、輝いたのはやはりこの14番だった。
中盤、やや左サイドでボールを持った14高岡は左サイドにいた11有働にボールをはたくと11有働のドリブル突破に合わせて全力疾走でゴール前へ。そしてペナルティーエリア左から11有働が送ったクロスに対し相手DFの前に入った14高岡はスライディングシュートで矢板中央のゴールに同点ゴールを突き刺す。またしても「モノが違う男」ぶりを見せつけた14高岡の今大会4点目で息を吹き返した日章学園は1-1で前半を折り返した。
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会