
先制に成功した東福岡だったが無念の敗退(写真=矢島公彦)
勢いに乗る前橋育英は58分、途中出場のMF白井が自陣ゴール前でボールを奪うと自らドリブルで運ぶ。敵陣まで進入し右サイドのオノノジュに預けると、そのオノノジュからのパスに右足を一閃。ネットを揺らし東福岡を突き放す。
主導権を握る前橋育英はMF14石井陽(3年)とダブルボランチを形成するMF柴野が切れ味鋭くチャンスメイク。随所に光るプレーを見せる。
なんとか反撃したい東福岡は68分、途中出場のMF7稗田幹男(3年)が弾道の低い強烈なシュートを放つもののわずかに枠外。さらに75分にはFW18斉藤琉稀空(2年)とFW19山口倫生(2年)を投入し、ゴールを奪いにかかる。
しかしゲーム途中から落ち着いたプレーぶりで試合を優位に進める前橋育英は、東福岡にゴールを許さず3-1で勝利。7大会ぶりの決勝進出を決めた。
(文=田原豊 写真=矢島公彦)
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
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