三田学園イレブン

 試合開始からボールを握ったのは大阪学院大高。前線は高さのあるFW18オカフォー仁ウィリアム(3年)を真ん中に、左にMF11室田幸哉(1年)、右にFW19小川晴大(1年)。この3枚にインサイドハーフのMF9小西理仁(2年)とMF14村崎隆豪(2年)が良い距離感で絡み、両SBもタイミングを見計らって前線に顔を出していく。10分にはスルーパスを受けたオカフォー仁が抜け出しGKとの1対1を迎えたが打ち切れず。

 対する三田学園はボール保持の時間こそ少ないものの、FW10姫田琢斗(3年)とFW11堀家柊真(3年)の2トップが時より破壊力をチラつかせる。14分には右からのクロスが流れたところから姫田が左足で惜しいシュートを放つ。すると17分、相手陣内に入ったところでボールを受けた姫田がワンタッチでDFと入れ替わる。「イチかバチかだったんですが、ワンタッチで抜けられた」そこから持ち前のスピードでボックス深くまで持ち込むと、相手を引き付けてからマイナスのパス。これを堀家が「姫田くんがお膳立てしてくれたので、僕は決めるだけ」と難なく沈めた。三田学園は押し込まれながらも2トップだけで先制点をゲットしてみせた。

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