三田学園は1点を失ったものの、1試合を通して見事な守備をみせた。試合後、福島康太監督は「トレーニングから身体を張れないと試合では使えないという話をしているので、"誰かのために身体を張る" "誰かのために走る"をやろうと。デュエルで負けない。粘り強くいって2枚目3枚目で取る。ということをずっとやってきたので、それが良い方に出た」と選手たちの戦いぶりを賞賛。
姫田も「総体と選手権で負けてしまってタイトルが取れなかったので、チームに貢献したいという気持ちが強い。新人戦では1-0から残り1秒というところで追いつかれてしまった。その時はみんな声が出てなくて、悔しい思いをしたので、今日はチームを鼓舞しながら、足が攣ってもいいと捨て身でやっていました」とチームのために戦っていたと明かした。
見事に1回戦を突破した関西学院。指揮官は「選手権が終わって3年生が勉強のために何人か引退して、交代を含めチームで勝つしかないと、残ってくれた3年生がほんまに頑張ってくれているので、この子たちのためにも、三田学園の未来のためにも勝たなあかんと。もっともっと強い三田学園を作るにはプリンスに行かないといけない。ほんとにしんどい試合でしたけど、あそこで粘れるのがうちの良さなので、勝ててよかったです」と安堵し、「三田学園の未来のために、いつも通り真面目に走って喋ってチームで勝ちに行きます」と次戦を見据えた。
「明日で3年生は最後なので絶対に勝ちたい。次の三田学園を強くするためにも明日はがんばりたい」と話したのは2ゴールでチームを勝利に導いた堀家。姫田も「いままで負けてきたので最後は勝って笑顔で終わりたい」と決戦に向けて意気込みを語った。
プリンス復帰に向け、三田学園は15日に東山B(京都)と激突する。
(文・写真=会田健司)
▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)



















