三田学園 - 大阪学院大高

 1点ビハインドとなった大阪学院大高も37分、右サイドから攻め込むと、小西が上げたクロスがゴールを襲う。このボールがGKの手をかすめ、逆サイドネットに吸い込まれる。これで大阪学院大高が同点に追い付き、試合は振り出しに。1-1のまま前半を終えた。

 後半に入り2枚替えを行った大阪学院大高はバイタルエリアで小西と村崎が躍動し次々とチャンスを作る。三田学園も3枚替えを行い姫田を左サイドに移すなどこれに対処。MF14俟野幸太(1年)の突破や、MF21佐伯太壱(2年)のミドルなどでゴールに迫る。すると80分、カウンターからチャンスを作ると、佐伯からのボールで抜け出した堀家が「GKが前に来ていたので上を狙いました」とループシュートを放つ。これがゴールに収まり三田学園が勝ち越しに成功した。

 これで追い込まれた大阪学院大高がここから怒涛の攻撃を展開したが、三田学園は神戸弘陵対策として準備していたという5バックを公式戦で初めて使うなど1点を死守する構え。黒瀬直弥主将(3年)と山﨑駿太朗(2年)の両CBが身体を投げ出してシュートをブロックすれば、姫田も足を攣るまで守備に奔走。最後までゴールを守り抜き、そのまま試合終了のホイッスルがピッチに鳴り響いた。

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