後半19分後方でFKを得ると、こぼれ球を金丸が再びゴール前に展開し、永戸がこの日2点目をマーク。23分には中盤からDFの背後に出たボールを途中出場のFW岡本虎哲(2年)が反応。潰れたこぼれ球をゴール前で拾った中島が冷静にゴール右隅に決めて、4-0で試合を終えた。
「自分たちと同じレベルというか、同じ目線の相手と戦えるのは大きい」と上山が評する公立大会で河南はここまで無失点を維持。「後ろはみんなが身体を張っているし、帰陣も速くなっている。僕がいっぱい止めているというより、DFラインの選手が打たせていないのが良い。ここまで無失点で来ることができているので、みんなでしっかり声をかけて連覇を目指したい」と上山は口にする。
右サイドできらりと光るプレーを見せた吉田は昨年、中3だった頃に初優勝を果たした先輩たちの姿をスタンドから見ていたという。「今年連覇して自分たちの代で3連覇を狙っている」と意気込む通り、タイトルの維持。勝ち上がりを支える堅守を維持して、今年も歓喜に湧くつもりだ。
(文・写真=森田将義)
▽第3回大阪公立高校大会
第3回大阪公立高校大会

