池田監督は経緯を「前線で身体を張れる選手がいなくなったこと。またいまの1、2年生では身体が大きく、守備ができる選手がDFに多いなか、(和田は)FW向きでした」と説明。
またこの日の試合前、池田監督は和田に相手DFがどうすれば嫌がるかを考えてプレーするように指示。このアドバイスが功を奏したといえる。「戦術理解はまだまだですが一生懸命に身体を張ってくれた結果が、今回の3点につながりました。練習試合ではこれまで決められなかったので起爆剤になれば」と期待を寄せている。
ハットトリックばかりに目が行きがちだが、横浜は前半5分ごろ、負傷交代のアクシデントに見舞われた。その直後、横浜平沼に押されたが崩れず、23、24分の連続ゴールにつながったのは守備陣のおかげ。なかでもGK1松尾蓮(1年)の厳しい指示の声がチームを引き締めた。松尾についてキャプテンのDF5佐々木惺(2年)は「1年生で学年にも関係なく、あれだけ指示を出せるのは良いこと」と認めるとともに、佐々木自身も「(いまの1、2年のチームは)雰囲気作りが苦手なので、自分が率先してやっています」とひと役買っている。
▽令和6年度神奈川新人戦(新人選手権大会)
令和6年度神奈川新人戦(新人選手権大会)