「リードしている状況でクローズするため後ろを5枚にするやり方を1年間やってきたので、選手はやり方を分かっている。ただ、今日みたいに早い時間帯でやる機会はあまりなかったけど、どうしても1対1で剥がされるので聖和さんの攻撃にどう対応するか考えた。カバーリングを伝えてはいたのですが、あの時間帯からは疲労が出る。事故も起きるので、人数を増やした方が選手も分かりやすい」
システム変更によって「落ち着いて、前向きで守備ができた」(久永監督)結果、福岡が再びカウンターを繰り出す場面が戻ってきた。後半31分には中盤の中央でボールを持った池田が前方にパスを展開するとサニブラウンが反応。ゴール前に落ちたボールを前田が触って相手GKをかわすと冷静にゴールへと流し込んだ。
以降は落ち着いてゲームを締めて福岡U-18が3-1で勝利。2019年以来となるプレミアリーグ復帰に王手をかけた。
(文・写真=森田将義)
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