ガンバ大阪ユース vs 横浜F・マリノスユース

 1回戦の高川学園戦は先制しながらも一度は同点に追いつかれる展開を強いられた。高体連が相手だとリスペクトされる分難しさもあるが、同じアカデミー同士だとやれる手応えもあったとFW9安藤陸登(3年)は口にする。「Jユース同士の試合は得意で、相手も回してくる。絶対に僕たちには日本一の技術があると自信を持っていると思っているので、勝てると信じていた。監督も『自分たちのやり方は変えずに技術で圧倒しよう』と言ってくれたのが生きた」。

 序盤からテクニックの高さを感じさせる崩しを続けて主導権を握ると、前半13分にはMF7天野悠斗(3年)がDFの背後に入れたボールに安藤が反応したが、横浜FMユースのDFがクリア。14分には左からDF3加地莉比斗(3年)がゴール前に入れたクロスが反対サイドに抜け、FW23久永虎次郎(2年)がフリーでシュートを放ったが、枠を捕らえることができない。

 歓喜の瞬間が生まれたのは26分。左サイドを仕掛けた天野がカットインから放ったシュートは横浜FMユースのGKに阻まれたが、こぼれ球を逃さなかったMF8森田将光(3年)がスライディングで押し込み、G大阪ユースが先制した。

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