近大和歌山 vs 近大新宮(写真=森田将義)

 「今日は前から行こうと決めていたので、相手コートで試合を進めるつもりだった」と振り返るのはMF6須磨広翔(2年)で、この日は背後にスペースが空きやすい近大新宮の特徴を踏まえ、ボールを奪ったら早めに前方へと展開。前線で反応する山本優とFW15山本新大(1年)の2トップが力強く相手ゴール前で持っていく。

 前半7分には左CKのこぼれ球から山本新がシュート。直後の8分にも山本新の落としからMF20田中陽翔(1年)がシュート。GKのファンブルを山本新が鋭く狙ったが、オフサイド判定となった。

 25分には自陣で奪った平澤が左に展開。コントロールした田中が前方に出し、飛び出した山本優がゴール前に入ろうとしたが、DF3藤岡侑真(2年)が身体を入れて防ぎ、シュートは打たせてもらえない。相手ゴール前に入りながらも得点には至らない場面が続いたが、26分には左CKを獲得。田中が巻いていれたボールのこぼれ球を平澤が頭で押し込み、近大和歌山が先制した。

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▽令和6年度和歌山新人戦(新人選手権大会)
令和6年度和歌山新人戦(新人選手権大会)