しかし、試合巧者の新田は44分に相手の一瞬のスキを突き奪ったPKを7山内が決め2-0。その後も押し込まれながら要所で守備陣が身体を張ってゴールを守り、帝京第五のシュートを後半1本のみに留めて2-0のクリーンシートを達成。ノーシードから今治東中等教育学校、松山北、帝京第五という県内強豪をことごとく倒した新田が、ピッチコンディション不良をもろともせず力強く2年ぶり7回目の県新人大会優勝を決めた。
これにより新田は、4月からスタートするインターハイサッカー競技・愛媛県予選で地区予選を経ず6月の県大会2回戦から出場できる第1シード獲得も決定。各校いまだ成長の余地は残すものの、この時点で新田が第2シードの帝京第五以下、松山北、今治西、四国プリンス出場の今治東の順で付与されるシード校たちや、昨年出場の済美らのライバル校に先んじ、2021年以来4年ぶりのインターハイ出場へ最短距離にいることは間違いない。
▽令和6年度愛媛新人戦(新人選手権大会)
令和6年度愛媛新人戦(新人選手権大会)