
大宮南vs 武南
初戦という事もあり、難しい試合の入りとなったが、寄せの速さや強度の高さ、練習から磨いてきた技術の高さで相手を上回った。その中でも渡辺の活躍は圧倒的だった。後半こそ失速した感はあったものの、前半は左サイドバックのDF17石川敦也(1年)のフォローもあってボールを持てば独壇場。逆転の原動力となった。
そして武南は渡辺を含めこの試合の先発6人が1年生。今年のチームは競争力も高く、まだまだ伸びしろがありそうだ。
一方、選手権に続き16強で敗退となってしまった大宮南だが、MF5大澤凛(2年)は厳しいプレッシャーの中でも相手を剥がすタッチを何度も披露し、中盤でチームを助けた。前線のFW12山﨑友翔(1年)は鋭いドリブルで果敢に相手に挑んでいった。何より、支部予選では強豪の浦和南を撃破するなど、見事な勝ち上がりをみせた。今後の関東大会予選、インターハイ、選手権では8強入りを狙いたいところだ。
逆転勝ちで初戦を突破した武南は11日に準々決勝で聖望学園と対戦する。
(文・写真=会田健司)
▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)