西武台 vs 武南(写真=河野正)

 1年生が6人も先発に名を連ねた武南は4-2-3-1の陣形を取り、軽やかなドリブルとリズミカルなパス交換を中心にゴールを狙った。渡辺悠(1年)と関口海龍(2年)の左右の2列目が自慢のドリブルで敵のマークをはがし、1トップを務める塚田恵斗(1年)も盛んにボールを要求して西武台の堅陣を崩しにかかった。MF安藤大翔(2年)が今大会初先発し、トップ下に入った。

 武南が先取点を挙げた。前半12分に右サイドでFKを獲得。ボランチ小山一絆(1年)がゴール前に絶好球を入れると、渡辺がCB高倉大翔(2年)の厳しいマークをかわして右足で合わせた。18分には小山が、39分にも安藤がFKを直接狙ったが、いずれもバーをわずかにかすめて得点できなかった。

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▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)