
熊谷西FW7後藤駿太が2得点の活躍
熊谷西の強み、それはハードワーク。前線からのプレス。裏を狙いながら無理なら、足元でつなぐ柔軟さ。そして何より攻守の切り替えの速さが光った。
布陣をコンパクトに保ちつつ、ボールを奪ってからの推進力。取られてからの奪取力で圧倒。ボールをつなぎ、相手を動かしながら、スペースを突く早大本庄にほぼなにもさせず、単純なパスミス、トラップミスを誘発させたほど素早く鋭かった。この素早さ、あるいは執拗さのベースは運動量。
「切り替えの速さを意識してサッカーしているので運動量では負けられません」と主将のMF10渋澤。スタッフによれば、先月、走り中心のメニューを行い、走力を鍛えた。熊谷西イレブンは小柄な選手が多く、高さなど相手のフィジカルに対抗するため、機動力を高めた。しかし、やみくもに走るだけでは足りない。運動量に加え、熊谷西にはポジションに関係なく、互いを補い合える相互補完性がある。
▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)

