熊谷西イレブン

 「全員、いろんなポジションができます」とFW7渋澤が話すよう、チームではあえて違うポジションを任せることで、個人のプレーの幅を増やすとともに、そのポジションのプレーを理解することで、チームに幅をもたせた。コンパクトに、そしてオートマチックに。まるでひとつの生命体のように意思と意図を持ちながら、攻守一体で動く。これが熊谷西のサッカーといえる。曇天の寒空のもと、熊谷西の蛍光色の黄色いユニフォームがより映えていた。

(文・写真=佐藤亮太)

▽令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和6年度埼玉新人戦(新人選手権大会)