
前橋育英vs 習志野
2-2の引き分けと思われた34分、劇的な決勝点が生まれる。
水野の左スローインを山西がヘッドでそらし、ボールを受けた中川が右足で強烈なミドルシュートをゴール左上に突き刺したのだ。
前橋育英はこの日の第1試合で東海大翔洋(静岡)に4-0で快勝し、習志野も横浜創英(神奈川)を3-2で下していた。勝ったチームが優位に立つが、引き分けでもファイナル進出への可能性は十分だった。
それだけに習志野にしてみれば土壇場で貴重な勝ち点を失った格好だ。2度目の同点弾を決めた中曽根は、「そうなんですよ。本当にもったいなかった。勝てれば一番良かったのですが、あの状況なら引き分けて明日の東海大翔洋戦に勝って結果を待つこともできたので悔しいですね」としきりに残念がった。
(文・写真=河野正)
▽横山杯第25回全国ユース招待サッカー大会
横山杯第25回全国ユース招待サッカー大会