市立船橋 vs 近大附

 3-4-2-1の陣形を取る近大附は。予選第2グループを11得点・6失点の3連勝で首位通過。左ウイングバック山内零旺(2年)らが外からスピーディーに仕掛け、川田太陽(2年)と川西啓斗(1年)のシャドーが絡み、1トップの筒井琉生(2年)がゴールを狙った。

 攻勢を続けていた前半12分、U-17日本代表CB咲本大(2年)が川西の蹴った左FKをヘッドでゴール右隅にたたき込んで先制した。

 ハーフタイム、市立船橋の佐藤誓哉部長は「奪ったボールを大切にし、周囲がしっかりサポートすること。空いているスペースに早く運んで攻撃しよう」と指示を送る。だんだんとリズムが出てきた後半10分、CB森本陽太(2年)が鋭い弾道のミドルシュート。相手GKの手に触った後バーをたたき、そのはね返りをFW小川夢成(2年)が頭で押し込んで同点とした。

 15分にはボランチ増田斗輝(2年)のパスからFW勝又悠月が、27分にもMF俣野寛太(ともに1年)がともに決定的なシュートを打ったが、いずれも決められなかった。それでも30分、増田が50メートルもあろうかというロングシュートを沈め、目の覚めるような決勝点を奪った。これで予選からの連勝記録を4に伸ばした。

▽横山杯第25回全国ユース招待サッカー大会
横山杯第25回全国ユース招待サッカー大会