尚志FW永岡透弥(2年)は前半終了間際に先制ゴールを決め、試合の流れを引き寄せた

 しかし1年生も多く混ざった尚志も徐々に相手の強度に慣れてくると、持ち前の技術を生かして決定機がつくれるようになっていく。そして33分FW京増倫泰(1年)の縦パスを受けたFW永岡透弥(2年)がゴールを決めて、尚志が先制し1-0で前半を終えた。

 後半に入ると、今日2試合目で疲れの見える学法石川をフレッシュな選手が多い尚志が圧倒し始める。48分にはMF角虎一(2年)のコーナーキックからDF中村快生(1年)がヘディングシュート。これがクロスバーに当たり、こぼれ球をDF星宗介(1年)が押し込みリードを2点に広げた。60分にはMF大熊瑠空(1年)のパスを受けたDF迫田悠聖(1年)が右サイド角度の無いところから放ったシュートがゴールネットを揺らし、さらにリードを広げた。学法石川高は終盤は足をつる選手もいた中最後まで戦ったが、ゴールを奪えず、このまま試合終了。3-0で尚志が勝利し、2年連続5回目の優勝を果たした。

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▽第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会