京都橘イレブン

 「1日2試合というのが勿体ない。お互いにフレッシュな状態でやりたかった。準決勝の近江戦とは違った内容だった。左側でしか前進しようとしなかったので、もっと揺さぶってほしかった」。そう振り返るのは大阪桐蔭の永野悦次郎監督で、互いにスタメンを入れ替えず連戦に挑んだ影響もあり、要所で疲労の色を感じさせる試合展開となった。

 対する京都橘は今大会のキャプテンを務めたGK1平誠都(2年)が「2回戦の奈良育英戦から良い流れが作れてきて、今週の練習も良い雰囲気で取り組めていた。その結果が、今日の2試合に出たのかなと思います」と振り返るようにチームの雰囲気は良好。「準決勝からメンバーも変わっていなかったので、身体的にきついかなと感じていたのですが、一人ひとりが強気な攻撃や献身的な守備をずっと続けてくれた」。そう続けるように苦しい時間帯もあったが、京都橘らしいサッカーを続けていく。

▽第77回近畿高等学校サッカー選手権大会
第77回近畿高等学校サッカー選手権大会